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中里花子⑤ 時間と体験

この個展も、日曜と月曜の二日を残すのみとなりました。


BIOME注目のアイテムに、ピッチャーと平皿があります。思うにどの中里アーティストにもないテイストです。


どの中里アーティスト?

旧唐津藩御用窯の伝統を持つ「御茶盌窯」窯元11代中里太郎右衛門の次男として生まれたのが、花子さんのお祖父様に当たる中里無庵氏。国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)です。


そしてその五男である中里隆氏こそ花子さんのお父様。世界的にも名が広い作家。花子さんのお兄様は太亀氏。中里一門は、唐津焼を盛り返し伝統を紡いできた家系なのです。


家系については過大評価もしてませんし、

(若い頃のように)否定もしていません。

懐古主義や古唐津に

特別なロマンを感じる意識も

他の唐津の陶芸家と比べると

薄いのかもしれません。

意識しているのは「今」私たちが生きている時間と体験です。

今生きていることを

どれだけ心豊かに楽しめるか、

それを誰かといかに共有出来るか。


花子さんのスタジオ Photography by Prairie Stuart-Wolff 

末尾の言葉に痺れます。


冒頭のピッチャーや平皿はもう何年も制作されているアイテムですが、花子さんが今を生きて作り上げたきたフォルムなのでしょう。















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