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平戸香菜 「金工と一口に言えど」


平戸 香菜(Kana Hirato)

金工家

1984年 茨城県生まれ 2008年 金沢美術工芸大学 美術工芸研究科 鋳金コース修了 2009 金沢美術工芸大学 鋳金コース実習助手

現在 金沢美術工芸大学工芸科 鋳金コース非常勤講師

富山県高岡市で制作活動


コロナ第一波がおさまったかどうかの金沢。観光客でいつも賑わっている大きな金沢駅には誰一人いません。帰途ギリギリの時間に、お目にかかるべく選択でした。


金工と一口にいえど、彫金、鋳金、鍛金、板金、鎚金、鍍金...平戸さんは鋳金を中心に創作をされています。金工アーティストは初めてお目にかかるものの、共通点のあるお話や状況を伺い、第一波緊急事態宣言解除後に、長らく籠っていたお互いが、創作活動を伺うという名のコミュニケーションを楽しくできた、そんなことが心に与える栄養を話しながら実感いたしました。大きなバッグや箱から、ガラガラとテーブルに取り出す平戸さんは、まるで少女のように無邪気で楽しそうでした。それを見ている自分も嬉しかった。


並べられた作品は、地中から掘り出してきたかのような、朽ちて古びたように見える色調や肌感。不思議な曲線。そうすると平戸さんは、少女から一転、考古学者のようにも見えてきます。鋳金で生まれてきたそれら作品に懐かしさを覚えるのも、仏教に慣れ親しんだアジア圏の文化のせいなのか、不思議な魅力です。


お住まいの富山県は新年から大雪に見舞われ、毎日雪かきですとのこと。工房に通えない日が何日かあったそうです。

そんな中BIOMEに寄せてくださる、特有の風合いにご期待ください。

平戸香菜作 *展示作品ではございません