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松田苑子 「護られた 時のはこ」


松田 苑子(Sonoko Matsuda)

ガラスアーティスト

2011年 多摩美術大学美術学部工芸学

    科ガラスプログラム 卒業

2013年 東京藝術大学大学院美術研究

    科修士課程工芸学科ガラス造形

    修了

2015年 金沢卯辰山工芸工房 修了

2018年 多摩美術大学工芸学科 

    ガラス研究室 助手 退職


現在、京都府南部にて制作




大変失礼ながら。ここは京都なんだろうかと車を走らせながら周りをキョロキョロ。この細い道を通れるかしらとビクビク。

そうして進むと、パッとひらけた場所に見えるのが大きな工房と小さな工房が。


日当たりの良い窓辺の棚にいくつか並んだ作品たち。光を当ててみると細やかな花模様の造作が際立ちます。パートドヴェール技法で、小さな鋳型で作った鋳造ガラスに花や植物をサンドブラストで彫り込まれている繊細な技術です。大きな重箱も魅力的でしたが、なんといっても代表作とも言える小さなガラス箱は特別。


当時は、ハッカのような真っ白なもの、黒檀のような黒いもの。シンプルながらご自身で考えられたその模様は、松田さんのアートなるものがガラスの箱を覆い尽くし、大切なもの、たからものを護ってくれるがごとし。

あんなことができればいいな、こんなことができればいいなと話されていた松田さんその作品は「時のはこ」と言います。


密やかで美しい「時のはこ」。さてたからもの展では、どんな作品が寄せられるのか期待が膨らみますね。

松田苑子 作 *展示作品ではございません